真実と事実
話はいきなり身近なことになりますが、
いろんな人の話を聞いていると
「真実」は何なのだろう?と思うことがあります。
この前、大学時代の友人が「上司からパワハラを受けた」と話していました。
LINEでのやり取りを見せてもらいましたが、
確かに少々指導とは逸脱したような表現と私も思う所がありました。
しかし「彼女が上司からパワハラを受けた」かどうか本当のところはわかりません。
上司の言い分もあるかもしれないし、
彼女に問題があったのかもしれないし、
お互いに勘違いしているかもしれないし。
ただ、私が知り得た事実は
「彼女がパワハラを受けたと『感じた』」
ということや、「上司がこの内容のLINEを彼女に送った」ということだけ。
真実は私にはわかりません。
同じ事実でも
彼女の目を通した「事実」と
上司の目を通した「事実」は
どちらも「事実」なんですよね。
どちらかが嘘をついていない限り。
自分が見ている事実は
「私のフィルターを通して見ている事実に過ぎない」と自覚することが、
大切なのかな、と改めて思いました。